そっくり!の呪文 私とこどもの違いについて思うこと

私と上の子はずーっと「顔が似ているね」「そっくり!」と言われてきました。自分では『そうかなぁ』と思うことが多いのですが、私の子供の頃の顔によく似ていると思います。

私は、子供の頃は父親似で、今は母親似になっているので、なにがなんだかですが。

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こどもの成長とともに

「あれして、これして」が「あれしたらいいよー、これしてみたらいいよー」に変わり、「あれしてみたら?これしてみたら?」に変わりました。『お願い』から、『お願い+ちょっと考えて行動してね』に変わり、『こんな提案もあるけど今までの判断基準を大切に、自分で決めてね』に変わりました。変わりました、というよりは、変えました、のほうが合っているかな。

さてここで、『自分で決めてね』の思いの中にある、私の気持ち、『考えることや判断基準も私に似ているだろう』が、見え隠れし始めました。こどもそれぞれの個性も認めているし、反抗期や言い返しなど成長による様々なことにも受け入れ、一人の人間として尊重していました。がしかし、『あれ?私はそう判断しないけど?』ということが増えてきたのです。顔が似ていると言われ続けてきたからなのか、『同じように判断するはずだ』と思い込んでいたのです。

そのことに気づいてから、不思議に思ったことは確認しようと決め、どんなふうに思っているか確認する作業をし始めました。

確認作業①

天気は曇り。天気予報は夕方から雨。濡れたくない私は折りたたみ傘を持って出かけます。今までは「雨降るみたいだから傘持っていってね」と伝えると、上の子は持って出かけていました。しかし先日同じように伝えたところ、「重いからいらない!」と言い、持っていきませんでした。『濡れたくないのに持っていかないのはなぜ?』と心の中でつぶやき、少しモヤモヤ。週末、確認しようと娘に聞いてみたのです。すると娘は、「少しくらいなら濡れてもいいんだ、小雨なら傘ささないし」と。「しっかりと雨が降ったら止むまで帰ってこられないよ」には、「待つの好きだし」と。雨に対する考えが全く違うことを確認できて、スーッとしました。

確認作業②

スケジュール管理について。私は手帳に予定を書き込んでいます。娘は何年か手帳を買っていましたが、使わないから買わないと話していました。カレンダーは小さいものをデスクに置いていて予定は書き込めません。日付なしのカレンダーを印刷して渡しましたが記入していません。どうやって予定を管理しているのか…。確認するために聞いてみましたが、えへへと笑うのみ。記憶力がいいのか、メモをどこかに置いているのか。答えはわからなかったけれど、確認したので、気が済みました。

まだまだ視野が狭いなぁと反省

父と似た性格で、心配性の私。娘を心配性だなぁと思ったことは無いけれど、本人はどちらなのかは未確認。奥二重、骨格、髪の毛の量、寝起きの良さ、サツマイモが大好き、似ていることころは多々あります。かばんの中をすぐ出さない、書類を整理しない、似ていないところは少々かもしれません。夫に似ているところとそうでないところもあり。最初に個性を理解していると書いていましたが、まだまだです。

まとめ

自分に似てるのがあたりまえと思っていた全てを一度全てリセットして、わからないことは確認。自分軸で考えることを緩め、視野を広げ、こどもたちの成長を楽しみたいと思う今日この頃です。

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